本記事をお読みいただきありがとうございます。SIerで働くがんちゃんです
営業マンの皆様は毎朝同じような作業に時間を追われていませんでしょうか？
朝出社して、まずやることは「メールのチェック」と「日報の更新」、昼前には「提案書をメール送付」、午後はCRMの記録整理。
それって、私たちの頭脳じゃなくてもできる作業じゃないですか？
営業は本来「人の気持ちを動かす」ことが仕事です。なのに、毎日を埋め尽くすのは、定型的で判断のいらないルーティン業務です。この矛盾をそろそろ手放すときが来ています！
本記事では、私たち営業マンからルーティン業務を取り除いてくれるAIエージェントが実現する未来について記載しています。
AIエージェントとは「動いてくれるAI」
AIエージェントは「会話ができるAI」ではありません。今のChatGPTのように命令文（プロンプト）を投げて、対話形式で返ってくるものではないんですよね。
AIエージェントとは「指示を理解し意図をくみとり、必要な作業を代わりにやってくれるAI」です。
たとえば、
- 「この顧客に、先週の面談のお礼メールを送って」
- 「今週の商談ログから、日報まとめて」と声をかけると、ちゃんと実行してくれる。
従来のチャット式生成AIが「答えるAI」なら、AIエージェントは「考えて動くAI」です！
AIエージェントは、優秀な秘書と捉えるとわかりやすいと思います！
わたしたちが「あの件、進めておいて」と言うと、「わかりました」と返すだけでなくて意味を汲み取って
- 必要な資料を探し
- 適切な宛先を調べ
- 日程も押さえて
- 結果を私たちに報告してくれる
「言われたこと＋1歩先」を自動でこなしてくれるのが、AIエージェントの本質です！
営業でAIエージェントに丸投げできる業務とは
この章ではAIエージェントに営業がお任せできそうな業務をまとめてみました。これらの未来を思い描く際にどのような活用シーンがあるのか知ってもらえればなと思います。
- メール・商談情報を要約して自動でCRMのステータスを更新、情報登録
- 過去の案件や商談情報を読み取り、「次に何をすべきか」を提案する
- 定型文に最新の提案や紹介したい内容を差し込んでパーソナライズしたメールを作成＆送信
- 送信タイミングも相手の開封傾向に合わせて調整可能（＊傾向データを持つ必要あり）
- 商談・打ち合わせログや訪問記録から自動で要点を抜粋＆整理して下書きを作成
- 「何を書こうか…」と悩む時間がゼロになる！
- 商談情報・過去データをもとに打ち合わせ後のお礼や次回提案のタイミングを提案してくれる
- 自動で予定表に組み込んで前日にリマインド
ご覧いただくと普段営業の体力を奪っていた雑務はかなりの範囲でAIに任せられる時代に突入しています。より提案書のブラッシュアップやストーリー検討に時間を創出できますね！
AIエージェントを営業で使う中で気をつけるべきこと
AIエージェントを使う中でのメリット・デメリット形式でをまとめてみました！
AIエージェントを使う際には人による的確な指示が重要になります。正確に伝える工夫は気をつける必要がありますね！
まとめ：AIエージェントと共に進化する営業
「営業＝根性と件数」から「営業＝戦略と効率」へと変化を支えてくれるのがAIエージェントです。
ヒアリング力、提案力、共感力、決断力、そこに集中できる環境を作るのがAIエージェントの最大の意義だと筆者は考えます。
「この作業、自分じゃなくてもできるよな」と思ったらそれはAIに任せていい仕事。
とはいえ、「全部AIに任せよう！」というのは極端です。
むしろ、面倒なことをAIに任せて自分は人間にしかできないことに集中する。このスタンスがこれからの営業の“勝ちパターン”になりそうです。AIエージェントと組めば営業はもっと面白くなるかもしれないですね。
